以前『子どもがあとかたづけをするようになる方法①』で
息子の前歯が折れてしまった時のことを書きましたが、
ここでは、もし同じようなことが起きてしまった時の対処法を紹介しようと思います。
息子の前歯が折れてしまった時のこと、くわしくはこちら。
一刻も早く動かなければいけないケースなので、前もって知識として持っておくとよいと思いましたので、記事にしておきます。
歯が折れてしまったとき、どうすればいいの?
子どもが何らかのアクシデントで歯が折れてしまったら、気が動転してしまって何をどうすればいいか分かりませんよね。
私の妻もそうでした。
台所で洗い物をしていたら、リビングで遊んでいた息子が、突然おもちゃに激突して口から大量の出血をし、前歯が折れていたというのです。
息子はもちろん号泣ですが、同時に妻も泣き崩れてパニックです…。
よりによってその出来事は大晦日の一日前の夜。
世の中全体が新しい年を迎える準備が整って、ゆっくり過ごそうとしているような時です。
当然ほとんどの病院は閉まっていて、妻は何をどうしたらいいかわからず、それでもなんとか診断してくれる病院を調べて、私の仕事が終わるタイミングを待って、職場に電話をかけてきました。
その後、私は息子と妻を連れて、家から車で1時間くらいかかる歯医者についたのですが、折れた歯はもうくっつかないという結果でした。
妻から連絡を受けて、妻と息子と合流する間、私はこの場合の応急処置はどうすればいいかを調べました。
すると、歯が折れた場合は、その歯を牛乳につけるといいと書いてありました。
歯が折れたり抜けてしまったときに一番大切なことは、歯を乾燥させないということです。
歯には歯根膜という歯の根と骨をつなぐ組織があり、その組織はとても乾燥に弱いそうで、耐えられる時間は30分以内が望ましく、60分が限界だといいます。
この情報を見つけたとき私は、『残念だけど、もう間に合わないな』と思いました。
そして実際に間に合いませんでした…。
でももし、私か妻がこの豆知識を知っていたならば、折れた直後にその歯を牛乳に入れて保管したはずですし、万が一自宅に牛乳がなくても、コンビニで買えば10分です。
タイムリミットにも十分間に合います。
なんで牛乳なの?
なぜ牛乳なのか?
それは、浸透圧やpHが体液と似ているからだそうです。
また、折れた歯は衛生面を考えて洗っておきたいと思うかもしれませんが、洗ってはいけません。
それにより歯の細胞が損傷してしまうといいます。
ですから、消毒薬などに着けるのも当然NGです。
また、もし牛乳がない場合は、口に含んでおくとよいそうです。
同じ失敗はしないように…
息子の折れてしまった歯は乳歯なので、いずれは永久歯が生えてくるはずですから、歯がない状態がずっと続くわけではありません。
前歯が一本ない息子の笑顔にも今は慣れて、愛らしくさえ思います。
ただ、もし同じことがまた息子に起きたら、息子ばかりでなく自分や妻や身近な人に起きてしまったら、同じ失敗はしないように、迅速な対応をしたいと思います。
この瞬間にも同じアクシデントに見舞われている人がきっといると思いますので、どうかそんな人に届くよう、願っています。
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