私が生まれたころについて
私は1970年代に生まれました。
今とはずいぶん違う時代で、遊びの内容もずいぶん違います。
小学3・4年頃には、『よく飛ぶ紙飛行機』という手作り紙飛行機が流行り、丁寧に作っては友達と飛ばし合うのを競ったりしました。
高学年になると機動戦士ガンダムのプラモデル『ガンプラ』が流行って、朝一でデパートに並んで買って夢中で作りました。キン肉マン消しゴムも同時に大ブームになり、消しゴムに細かい塗装を施したりしてカッコよく見せたりしました。
ある時はコカ・コーラの協賛でヨーヨーが爆発的に流行ったときもあり、技を練習し、地元の小さな大会に出てチャンピオンになったこともありました。
他にも任天堂からファミリーコンピュータが発売されてゲームを好きなだけやれるようになったりもしました。
勉強道具といえば、シャープペンシルはまだあまり使われていなくて、鉛筆を使っていました。
筆箱には、いつも5本前後の鉛筆が入っていて、毎日家で鉛筆を削っては次の日また使うという日々でした。
友達と遊ぶときは、今のようにスマホがないので、自宅に電話をかけて確認したりしました。
電話は黒電話で、ダイアルを回すタイプのものでした。
友人の家の電話番号は、15人分ほどは覚えていて、アドレス帳などを見ることもなく、電話をかけていました。
息子が生きる現代について
3歳の息子は、はやくもスマホの使い手です。
妻のスマホのロックを解除する術を知っています。
アイコンの違いを認識していて、大好きなYou-tubeのアイコンをタッチして起動させ、お気に入りの動画を探して見ることができます。
しかし、おそらく息子は私が少年時代にしたように、これからできるであろう友人の電話番号を暗記することもないだろうし、ましてや電話をする時に、左手で受話器を持ち右手でダイアルを回すということはありません。
小学生になって字を書いたりすることが増えてきたら、きっと私より早くシャープペンシルデビューをすると思いますし、そうすると鉛筆削りで鉛筆を削るという行為をすることもなくなるでしょう。
知らず知らずのうちに身につく能力と、意識して身につけさせたい能力を知る
前置きがずいぶん長くなりましたが、言いたいことはこれです。
その時代その時代によって、私たち人間が身につけやすい能力があるということ、逆に言えば、意識しないと身につかない能力があるということです。
そして子ども達はその時代の環境に身を置くことに、何の責任もありませんが、影響は受けるのです。
今の時代の子どもに意識して身につけさせたい能力は…
こういったことを踏まえて、私は息子には、
①手先が器用
②細かな観察力がある
③人見知りせず人を公平に見れる
こういった能力や習慣を身につけてほしいと思っています。
『人見知りしない』ということについては、こちらの記事も参考にしてほしいと思います。
いわゆる『人の性格』というものにあたるものも、こうやって考えてみると、環境によって出来上がるように思われるので、我が子がどういう環境にいるのかを把握し、必要ならばどういう環境を与えるのか、そういうところに配慮できる親でありたいと思います。
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