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うちの子もそう…。
一度またがっただけであとは全く使ってない…。
こんな悩みをもっている親御さんはいませんか?
実は、我が家もそうでした。
せっかく買ったストライダーに乗ってくれない…
こんな悩みを抱えている方に、読んでもらいたい記事がこちらです。
噂のストライダーを購入
3歳の息子の誕生日プレゼントに、ストライダーを買いました。
バランス感覚が養えて、自転車を乗るようになるときにスムーズになると評判のペダルなし自転車です。
妻と相談し、息子の誕生日プレゼントもスムーズにストライダーを選択することになりました。
ストライダーの対象年齢は「1歳半から5歳まで」なので、3歳の息子にはちょうどよい時期だと思いました。
息子と一緒にお店に行って、一緒に選んで買いました。
色も息子が自分で黄色に決めて、嬉しそうにしていました。
妻の友達のお子さんが、ストライダーの大きな大会にも出ていたりしたので、我が息子も!と鼻息荒く息子のストライダー姿を想像したりしていました。
ところが…せっかくのストライダーに…乗らない…
プレゼントした当日、息子は自宅でストライダーにまたがり、ゆっくり足を進めました。
その場にいた私や妻、ジジババやおじさんおばさんなど、みんながすごいねえ!とほめてくれて、照れる息子の姿がありました。
これはいい買い物をした、と我ながら思ったのでした。
が、その後ストライダーに乗る日はほんの数える程度に…。
息子は結構運動神経が良く、走ったりすることが好きなのですが、ストライダーは少々消極的…。
自宅から徒歩1分の公園にストライダーを持って連れて行っても、乗っているのはほんのわずかな時間…。
すぐに乗りたがらなくなり、あえなくストライダーは地面に寝かされ、ヘルメットを取ってとせがまれ、それらを見向きもせずに滑り台や砂場に走り去る息子…。
ああ…。
別に大きな大会に出てほしいわけじゃないけれど、もう少し使ってほしいなあと思いつつ、ストライダーは我が家の玄関のオブジェに近い存在になっていました。
ストライダーコーチは鳩!?
ある日、いつものように公園で遊ぼうと自宅を出ました。
『どうせすぐ乗りたがらなくなるだろうけど…』と思いながらも、ストライダーを持って公園に向かいました。
息子に『ほら、乗ってごらん』と促すと、息子はそれに答えストライダーに乗ります。
いつもここまではやってくれるのですが、そのあとは1分と続きません。
ところがその日は公園に数羽の鳩がいて、地面を歩いていました。
息子は鳩が好きで、昔から公園で鳩を見かけると、「鳩ぉ~待てぇ~」とよく追いかけていました。
鳩に会いたくて公園に行きたいと言ったりもしていました。
鳩を追いかける息子の動画がこちら。
私はそのことを思い出し、とっさに『ほら、鳩さん追いかけてごらん』と息子に言いました。
すると息子は、ストライダーに乗りながら鳩を追いかけます。
鳩のほうも地面にお気に入りのエサがあるのか、飛び立つことなく右へ左へと息子から逃げ回ります。
気がつくとストライダーにまたがって公園を何周もする息子の姿がありました。
興味や関心は行動の源泉
今まで何度もストライダーに乗るように息子に働きかけてきましたが、興味を持っている『鳩を追いかけたい!』という息子の欲求に勝るものはありませんでした。つまり息子がストライダーを乗るようになったきっかけは、
ということだったのです。
最初はたどたどしくではありますが、鳩を追いかけるツールとしてストライダーを使っているうちに、少しずつスムーズに乗れるようになってきているようでした。
もちろんストライダーの練習をさせたいときに、いつも鳩がいるわけではないので、
鳩の代わりに私が鳩になって『パパが鳩だから追いかけて~!』と言ったり、
そばに落ちている木の枝を取って、『これに追いつけるかなあ?』と言ったりして、試しています。
今回の体験は、
という気づきが得られました。
また、まだ小さな子どもは経験値が少ない分、損得勘定では行動するものではないと思うので、いかに得(乗りたい)につながるものを発見できるかが大事だと思いました。私達大人ですと、何かをやる際に、損得(メリット&デメリット)を事前に考えて、やるかやらないか決めると思うのですが、小さな子どもはそうではないのです。
ですので、おそらく子どもがストライダーに早くから乗れるようになれるケースとは、
失敗してしまった経験を積んでしまう(転ぶ・坂でスピードが怖い・ハンドルがうまく回せないなど)前に、乗りたいという気持ちを持続させ続けることができたケースであるように思います。
だから、今お子さんがストライダーに乗らないのであれば、
乗る技術・方法を伝えるというより、乗りたいという欲の源泉を発見してあげること
だと思います。
おそらく
転ぶ → ひざサポーターが守ってくれるよ
怖い → ヘルメットをつければ大丈夫だよ
というアプローチでは、乗らない状態の改善にはつながらないと思います。(もちろん安全面でこれらのツールは必要ですが)
他のことでも応用できるかもしれないと思いました。
ストライダー、これからがスタートです。
【追記】乗るのに抵抗がなくなってからは…
その後、乗ることに抵抗がなくなってからは、どこまで乗れたかを地面に線を引いてあげて、頑張れたことを褒めてあげると、どんどん記録を伸ばしたがるようになり、私に計測を催促するようになりました。
最近の様子はこれ。
ストライダー、4歳の長男のお気に入りの乗り物です。
今8カ月の次男にも乗り継がせたいと思っています。
【さらに追記】ストライダーの成功から自転車へ
ストライダーで培われたバランス感覚と体幹があれば、
次のステージの自転車に乗る(もちろん補助輪なし)ことは、そんなに難しいことではありません。
私の場合はちょっと焦って遠回りしましたが…。
基本的にストライダーに乗れる技術=自転車に乗れる技術
だと思います。
そのあたり気になる方は、こちらの記事もぜひどうぞ。
![](https://e-child-raising.com/wp-content/uploads/2020/11/son-bicycle-160x90.jpg)
子どもが自転車に乗れるようになると、一緒にサイクリングしたりと
行動が広がりますよ。
そんな未来もストライダーに乗れるようになればすぐ手に入ります。
お子さんがストライダーに乗れるように、少しでもアドバイスになれば幸いです。
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