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子どもに自信をつけさせるにはどうしたらいいかを紹介します

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なかなか『自信が持てない』子どもって、最近多いですよね。

私が学習塾講師をしていたときも、子ども達は結構『自信がない』という子が多かったですね。

ということで今回は『子どもの自信のつけさせ方』について書いていこうと思います。

この記事を読んでいくと、今ちょっと『自信がない』お子さんが、どのようにしたら『自信がつく』のか、そのために必要なことが何なのかがわかると思います。

自信をつけさせる前に、そもそも『自信』とは何か

子供に自信をつけさせる方法をご紹介する前に、

そもそも、『自信』とは何かについて確認しようと思います。

私は塾講師時代に子ども達に、自信とは何かを説明するときに

自信=自己信頼性

と伝えてきました。

自信とは言いかえると自己信頼性、つまり、自分自身を信頼できるということ。

これが自信であると思います。

 

では、なぜ自信が持てない子どもがいるのか

また、どうやったら自信(自己信頼性)がつくようになるのか

これを見ていきましょう。

自信がないのは成功体験がイメージできないから

私は、子供に限らず、自信がない状態がなぜ生まれるのかについて、ズバリ端的に言って

成功体験がイメージできないから

だと考えています。

自信と受験の成功は、密接に関係があると思いますので、受験を控えた中3生には、どこかのタイミングでこの自信についてこんな感じの話をします。

『じゃあみんな目を閉じよう。そして、今頭に描いている志望校の入試合否結果をイメージしてみよう。合格発表日に志望校に行って、茶色い封筒をもらいます。そしてその封筒のなかにある1枚の通知を取り出します。合格していれば真ん中に合格と書かれていて、不合格ならば不合格と書かれています。さあ、じゃあ今からイメージのなかでその封筒の中身を取り出すよ。はい、取って見てみよう』

生徒達は目を閉じながら、私の指示通りにイメージして、封筒の中身を見ます。

そこで私は

『合格だった人!とかは聞かないよ。ただ、今のイメージで、「合格」という2文字をイメージできなかった人もいると思うんだよね。自分の頭のなかで、自由にイメージしてやっていいのに、なぜ「合格」が描けなかったんだろうね…』

こういうと、生徒達はなぜだろう?と考え始めます。

私は続けます。

『じゃあ、もう一度目を閉じてイメージしよう。今度は、自分の家の食卓をイメージして、目の前にあるご飯を、箸を使って食べてみるイメージをしてくれるかい?』

生徒にイメージさせます。

『じゃあ目を開けて。こっちのイメージについては結果を聞くよ。ちゃんと箸でご飯が食べられたって人、手を上げてくれる?』

こういうと、クラスのほとんどの生徒が手を上げます。

そして私は

『なんで今の箸でご飯はちゃんとイメージできるんだろうね』

と生徒に聞きます。

生徒達はなんでだろう?という感じです。

私は言います。

『なんでイメージできるかっていうとね、箸でご飯を食べるという行動は、君達が確実にできることだからなんだ』

『さっきの合格発表の封筒の中身に関しては、まだ受験の準備が万全じゃなくて、不得意な科目や苦手分野があったりするから「確実に合格する」という状況ではないよね。その不確定要素が自由なイメージを阻害するんだ』

『だから、受験のなかにあるいろんな活動のなかで「絶対にできること」を増やしていこう。それとともに、イメージできることも増えていき、結果自分を信頼する=自信も高まってくるよ』

『例えば、数学はまだ苦手だけど、「入試問題の問1の計算問題ならば、正確に解ける」はず。まずは問1の全問正解を模試で目指そうといった感じで、「絶対にできるぞ」ということを増やそう』

このような感じで話します。

ずばり、自信をつけさせるには、まず成功できるイメージがつけられるようになることが必要なのです。

成功できるイメージがつくようになるために必要なことは?

子供に(限らず)自信をつけさせるには、それについて成功できるイメージを持てることがまず大切だとお伝えしました。

では次に、成功できるイメージがつくために、どんなことが必要かについて書きます。

こちらについては、

実際にアクションを起こすような目標を作り、行動すること
だと考えます。

先ほどの受験の例でいうならば、数学の問1の計算問題だけを毎日コツコツ解いて、全問正解した経験を積んでいくようにする、といった感じです。

ここでポイントなのは、『実際に動くこと』です。

たとえば、『自分の部屋の整理整頓』という目標を作ったときに、

『毎日自分の机の上を拭く』という行動はアクションがあるのでいいのですが、

『毎日自分の机の上には何も置いていない状況にする』というのは、行動がなくても可能なケースがある(たまたま机の上に何も置いてない状況のときも起こりうる)ため、あまりよくないのです。

なぜか。

それは、自信(自己信頼性)のもう一つの特長である『やった事実が信じる力を強める』ところにあります。

古いノートを見返してみたときに、びっしり書き込みがされていたりすると『あ~、このとき一生懸命やったなあ』という記憶がよみがえったりしませんか。それを利用するのです。自己満足でも構わないので、自分が実際に行った軌跡をしっかり残した活動をすることが、自信をつけていくコツだと思います。

自信をつけさせるための日々のアクションの難易度は?

では、実際にどんな活動をすればいいのか。

これについてひとつコツを上げるとすれば

え?そんなことでいいの?それならできるよ。
というような活動からで構わないということです。

自信をつけさせることが目的ですから、そのための活動を持続させなければいけません。そのためには、一度やるのも非常に大変、というようなアクションでは長続きできません。そうではなく、やる本人が『それならできるよ』と思えることからスタートするといいと思います。

アクションを習慣化させ、やった記録を記憶にどんどん蓄積させる

こうやって決めたアクションを、毎日コツコツやることで習慣化させ、やった記録は記憶の中に定着させていくことで『できること』のイメージ化が進んでいきます。

我が家の6歳の長男でいうと、ちょうど今やっているのが、『通信教材100日間連続チャレンジ』です。

こちらについて詳しくご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

ワンダーボックスを長男が毎日やるようになった理由を紹介します
6歳の長男が通信教材のワンダーボックスを毎日コツコツ必ずやるようになった、そのシンプルな方法を紹介します。ワンダーボックスに限らず、通信教材をお子さんにきちんとやらせるにはどうすればいいか、そのための参考になればと思いますので、ぜひお読みください。

親の子どもへのアプローチの基本は『ナイスファイト』

では、こんな感じで頑張る子どもを、親御さんはどのようにしてサポートすればいいのか、それについて書きます。

こちらも学習塾講師時代に親御さんによく伝えていたのですが、ズバリ

ナイスファイト!

です。

ナイスファイトの真意とは、結果を褒めるのではなく、行為そのものを褒めるというスタンスです。

子ども達の行動は、すべてがうまくいくことはありません。失敗も当然します。ここで大事なのは、失敗をしないことではなく、失敗しても引き続き頑張れる気持ちを持てることだと思います。

過去に実際に経験したある生徒への『ナイスファイト!』の一例をこちらに書きますので、もしよければご覧ください。

頑張った行為そのものを褒める『ナイスファイト!』の紹介
子どもの頑張りについてどういう声かけをするといいのか。可能ならば子どものやる気を維持・もしくは向上させるような働きかけをしたいですよね。今回は、長年塾講師をしてきた私が活用していた『ナイスファイト!』の声かけの実例を紹介します。

小さな自信貯金を増やしていこう

いかがでしょうか。

自信がない子どもには、生活習慣の行動のアクション改善などでも構いませんので、「やると決めたことをやり続ける事実」を積み上げることで、自己への信頼性を高めていってほしいと思います。

また、こういった自信の貯金は、一度何かで手に入れると、そのときの経験が次のチャレンジにも活きてくるので、結果何事にも自信を持ちやすい状況につながっていくのではないかと思います。

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