8カ月になる次男が、ようやくハイハイができそうになってきました。
今まではお腹のへそを中心にしてグルグル回るばかりだったのが、ゆっくり、少しずつ、ほふく前進のように進んでいくようになりました。
動画がこちら。
ハイハイをするようになれば、次はつかまり立ち、そしてよちよち歩きと、
赤ちゃんの成長は日々変化するもので、親御さんとしては、その成長が早ければ安心しますし、逆にちょっと成長が遅かったりすると、不安が増したりするかと思います。
しかし、焦ることはありません。
焦るどころか、赤ちゃんの身体能力の成長と脳の成長とは密接な関係があるので、じっくり、しっかり、待ってあげることが大切だと言います。
以下にそのことについて書いていこうと思います。
脳の発達と人間の歩行のプロセスの密接な関係
私が子育てのバイブルとして活用している相良敦子氏の『お母さんの「敏感期」』によれば、赤ちゃんが歩行にいたるまでの段階は大きく4つに分けられるといいますが、
それぞれの段階が、脳の発達と密接に関係しているそうです。
相良敦子氏の『お母さんの「敏感期」』に関して、くわしくはこちら。
乳児は手足を動かせるけれど、からだを移動させるためにこの手足を使うことができない段階。
この段階は、胴体・腕・脚を動かす能力をつかさどる「延髄」の発達としっかり一致しています。
腹部を床につけながら、腕や足を動かして、移動ができることを体感する、いわゆる腹ばいの段階。
この段階は、手足を動かすことでからだを移動させるような能力をつかさどる「脳橋」の発達と一致します。
重力にさからって、自分の手と膝でからだを起こし、あちこちへ動き回る四つんばいの段階。
この段階は、人間が初めて重力にさからってからだを動かすのに関連する「中脳」の発達と一致。
自分の脚で立ち上がり、歩くことを覚える段階。
この最終段階は、さまざまな人間の能力をつかさどる部分である脳の最上部「皮質」の発達と一致。
このように、脳の発達と歩行までのプロセスは見事に一致しています。
ですので、ハイハイをしている赤ちゃんをすぐに抱き上げたり、歩けない時期に歩行器に乗せ、本来の脳の発達に合わない運動をさせたりすることが、いろいろな問題の原因を作る可能性があるというのです。
ですので、
今この瞬間の赤ちゃんの運動は、その段階での脳の発達に最も必要な動きであるということを理解するべきだと思います。
そしてこう考えると、焦ることがいかにナンセンスであるかが分かるかと思います。
ハイハイレースで、楽しくハイハイを競わせよう
赤ちゃん用品を扱っているお店などで、『ハイハイレース』を開催しているのを知っている方もいらっしゃるかと思います。
このハイハイレース、わが子のハイハイを他のお子さんと競わせるというもので、結構親としては熱くなります。
長男も何度か挑戦しました。
動画はこちら。
レースの着順は非常に気になりますが、レースをしている本人は、よく分からずに参加させられているのが実際ですので、順位は気にすることなく、ただ、脳の発達に重要なハイハイですので、楽しく参加してみるといいかと思います。
次男もいずれ参加させようと思っています。
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