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子どもの感受する力から学ぶこと

つぶやき
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1歳8か月の次男。ある夜、ふと見ると面白いことに…。

こたつ板をずらし、こたつぶとんのくぼみに入り込んで、ご満悦の様子。

面白かったので思わず撮影。

その後長男も面白く思ったのか次男に続いてこたつのくぼみのなかへ。

結果こんな感じのコミカルな動画撮影に成功しました。

子どもの遊びはいつどこからでも始まる

息子達を見ていると、このようにこちらが想像もつかないことで楽しんでいるのに出くわすことがあります。見ていて『面白いなあ』と感じ、その後『面白い発想だなあ』となって、最後に『なぜこんな発想が生まれるんだろう?』に行き着きます。

 

おそらくですが、彼らが見る世界というのは、私達大人が見るそれとは違って、キラキラ光っているものがたくさんあるのだと思います。少なくとも自分は確実に、こたつ板のずれたこたつを前にして、何か面白そうだな、というキラキラは発見できません。でも、次男はその穴に入ることを思いつき(1歳8カ月で)、長男はそんな次男を見て自分もやりたいと飛び込んだのでしょう。自由で柔軟な発想と純粋にそれをやりたいと思う気持ち、それと損得勘定を考えずに実行に移すというような要素が絡まっているのではないかなあと思ったりします。

【参考】子どもは損得勘定では動いてないということについての記事はこちらをご覧ください。

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子どもの豊かな感受力はいつまで続くのか

では、そういった発想を可能とする彼らの感受力(あえて感受性ではなく)はいつまで続くのでしょうか。

 

そんなことに想いを寄せると、ある恩師のことを思い出しました。

その恩師とは、私がもともと勤務していた会社の創業者で、代表を務めていた方です。

あるとき、その恩師とファミリーレストランで食事をする機会がありました。

その恩師は、ファミリーレストランのごく普通のメニューを微笑みながら見て、どれもおいしそうだなあと楽しそうにメニューを選びます。そして届いた食事を口にして、おいしいねえと食べるのです。

その光景を見て、私は『一企業の社長なのに、こんな日常に対してこれだけ幸せを感じているって素敵だなあ』と思い『なんか、素敵ですね。見習いたいです』と伝えました。すると恩師は確か、次のようなことを言いました。

心の年輪を豊かにする

大事なのは、心の豊かさだよ。例えば自分は、女性のチャーミングなところというのは、何も若い女性ばかりではなく、年齢を重ねたおばあさんになっても素直だと思う。年齢を重ねていくなかで、顔に現れた皺だって、それだけ長い間いろんな喜怒哀楽を経験してきたうえでできたもの。その年月に想像を及ばせると、そういうものですらチャーミングだと感じるようになるし、そういった心の豊かさが、人生を豊かにすることにつながると思う。

私は話を聞いていて、これは言ってみれば、『心の年輪』のようなものだなと思いました。

子どもの感受力から心の年輪を豊かにする

子どもの感受力はいつまで続くのだろうかと考えていたら、その恩師のことが浮かび、さらに思いました。きっとこういった感受する力というのは、一般的には年齢を重ねるにつれて希薄になりがちなものかもしれないけれど、その人の見方やものの捉え方や価値観によっては、ずっと持続できるものなのかもしれない、と。

そして、自分もそういう心の年輪の重ね方をしたいなあと思いました。

目の前の息子達を見ていて、子どもの感受する力から学べるものがあるなと思いました。

彼らは見ているのとまったく同じように、キラキラと世界を見ることはできないかもしれないけれど、子ども達の行動の源泉である好奇心を辿ることで、思わぬ発見や気づきを得て、それが自分の心の年輪をより豊かにすることにつながるかもしれません。

子育てをすることが、自分の感受する力とつながる発見になるかもしれないなんて、子どもを持つ前は想像すらしなかったことでした。

ある意味子育てというのは、自分の新たな一面や、再発見につながるものなのかもしれませんね。

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