子どもが少し大きくなってくると、一緒に楽しみたいと思う分野が広がりますよね。
例えば映画館で映画を見るのもそのひとつだと思います。
ただ、いつからだと一緒に楽しく見られるのか、またそもそも一緒に連れて行っていいのか、何気に迷います…。
そこで今回は、子どもの映画デビューについて、我が息子の映画館デビュー記を交えてご紹介していこうと思います。
子どもの映画デビューはいつから?何を見たの?
我が息子の映画デビューは、1歳と10か月でした。
見たのはやっぱり(?)定番のアンパンマン(ブルブルの宝探し大冒険)。
テレビ番組でアンパンマンが大好きになり、毎年夏に上映される新作を見に行くことにしました。
ただ、上映時間は62分。
いつも見ているテレビのアンパンマン番組の倍以上に長い…。
果たしてちゃんと見てくれるのか、騒いだり泣いたりしないのか、もしそうなったらどうしよう…など、不安要素も消えないので、いろいろ調べることにしました。
すると、なんと1歳デビューでちゃんと見ることができたという人や、3歳デビューで後半爆睡、2歳半でしたが途中怖がって泣いてしまった…などなど、それぞれの感想が交錯していて、正直『映画デビューはこのタイミングがベスト!』というものがあるわけではないと感じました。
ただ、多くの映画館で「3歳未満の子供は料金が無料(膝の上に子どもを乗せるという条件になっています)」となっていることもあったので、よし!いっちょ行ってみよう!と、若干勢いも手伝って、私は2歳前の息子を連れていくことにしました。(特に子ども向けの映画の場合は、2歳から料金が発生するものもありますのでしっかり料金は事前に調べてください。)
いざ、映画館へ!
ということで、初夏のとある日曜日、私は息子を連れて近くのイオンシネマへと向かいました。
食料品売り場でパックの飲み物を買って(映画館の飲み物は息子には大きすぎます、そ
してこぼす危険性もはらんでいます)、上映までの待ち時間は隣接しているゲームセンターのアンパンマンコーナーを見て気持ちを盛り上げて、いざ入館!
映画館ですから中は暗いです。
が、それに戸惑ったり驚いたりする様子もなく、スムーズに席に着けました。
巨大なスクリーンには、上映前のCMが流れていて、息子はそれに興味津々。
テレビのCMに興味を持つ子どもは結構多いと聞きますが、それがここでも発揮された様子でした。
周りを見回すと、息子よりもちょっと上の年齢の家族連れが多い感じで、それを見た私は、変な優越感(うちの子はまだ1歳だぞぉ)と、同時に未知の体験に対する不安が入り混じっている感じでした。
息子は時折声を出しながらも、CMを座って見ててくれましたが、いざ上映!という直前でちょっとぐずりだしました。
確かにずーっと膝に乗って座っているのは疲れるかもしれないので、これはヤバいかも…と思い、いったん座席の前に立たせて靴を脱がせて、ズボンやおむつのズレを直してからもう一度座らせました。
すると静かになり、そのまま映画がスタート。
アンパンマンがなかなか出てこない…
最初にアンパンマン音頭が流れ、いきなりいい感じで盛り上がります。
ただ、なかなかスクリーンにアンパンマンが出てこないので、自宅でアニメを見ているような安心感は私にはありません。
大丈夫かな…と不安に思っていると、アンパンマンが登場して、いつもの主題歌になって本編がスタート。
膝に座っている息子を見ると、目を時折動かしながらスクリーンに釘付けになっていました。
それを見た私は、思わず涙が溢れました。
ところが!
物語は、主人公のブルブルが、アンパンマンではなくカレーパンマンと冒険の大半を一緒に過ごすストーリーになっているので、なかなかアンパンマンが登場しません。
おそらく30分ほどたって、息子の集中力が切れてしまったようで、膝の上に座るのも、空いている隣の席に座るのも嫌がり、横の出入り口に続く通路(他のお客さんには見えない)に連れていき、そこで手を離すと走り出しました(こんなこともあろうかと思い、席は出入り口に近いところや、前後にシートがない列にしておいて正解でした)。
そのままいったん外に出ようと思ったのですが、なぜかドアが開かない!これはちょっと冷や汗ものでした(実際なぜ開かなかったのは今だに謎)。
それでもなんとかエンディングへ
映画は相変わらず上映中で、どうやらクライマックスが近づいている様子。
息子にそれを伝えるのですが、まだ息子は通路を走り続けています。
そして、残り5分くらいのところで、なんとかもう一度席に座らせることに成功しました。
すると程なくエンディングが流れてひと安心。ちょっと時間が長かったり、いつもと違うストーリー構成で、お目当てのアンパンマンを存分に見られなかったけど、でも息子の映画デビューは、無事に終わったのでした。
映画を見たあとはフードコートに行って、ママが作ってくれたホットケーキを食べました(息子はいくつか私にくれました)。
そのあと、ちょっとショッピングでもしようかと思ったら、抱き上げた私の肩に顔をあずけて、すぐに眠りについている息子の横顔がありました。
まとめ
子どもの映画デビューは、何歳だからOKというわけではないというのが私の素直な感想です。
まだ内容を完全に理解できるわけじゃない部分もあるので、愚図ったら多少席を外しても問題ないし、眠ってしまったり泣いてしまったりしても、できるだけ周りの方々に迷惑にならないように努めれば、それでOKだと思います。
それよりも何よりも、初めてスクリーンを見つめる我が子の横顔を見られることが、この上ない喜びであったと思います。
ですので、皆さんもぜひ、お子さんの映画館デビュー、してみてくださいね。
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