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子どもが自信をつけるにはどうしたらいいかを紹介!

学力について
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小中学生を教えていると

自分に自信をもっていて、表情豊かで生き生きしている子どもと

自分に自信がもてなくて、表情も暗い子どもに出会います。

 

できれば、前者であってほしいので、自分に自信を持ってもらえるように、

今までいろいろ働きかけたりしてきました。

 

20年以上子ども達と関わってきた経験のなかから、どうしたら、彼らが自信がもてるのか、

今回はそれについて、紹介していこうと思います。

自信とはいったいなんなのか?

まず、自信とはいったいなんなのでしょうか。

私は、自信とは『自分への信頼』、つまり『自分を信じること』だと思います。

ですので、『自信がある』というのは『自分を信じることができる』と言い換えられるかと思います。

この『自分を信じることができる』力とは、いったいどうやったら身につくのでしょうか?

 

それを説明するために、ひとつの例を紹介します。

自信はどうやったらつくの?

ここに、A君とB君、二人の中学生がいたとします。

この二人、ともに今回の定期テストで、90点をたたき出したとします。

 

A君
A君

90点取ったぞ。

B君
B君

僕も90点取ったよ。

平均点は70点です。平均+20点ですから、二人ともテスト結果はうまくいった部類に入っていいと思います。

さて、テスト結果について、それぞれに話しかけてみましょう。

 

「A君、90点すごいねえ!今回のテスト勉強、結構したのかな?」

A君
A君

そんなにしてないよ。前に、公文(くもん)通っててやったことがあったから。

A君はどうやら今回の90点は、特に努力したわけではなく、すでに習っていたところだったからできたと言っています。

 

では、B君にも聞いてみましょう。

「B君、90点すごいねえ!今回のテスト勉強、結構したのかな?」

B君
B君

はい、正直けっこう頑張りました。

「そっか、頑張ったんだね」

B君
B君

はい。頑張りました。最初習った時けっこう理解できてなくて…。

まずいなあって思って、何度も復習しなおしました。

このテスト結果を通じて、『自分を信じる力』がつく経験をしたのはどちらの男の子だと思いますか?

 

 

そうです、B君ですね。

 

ではなぜ、B君にとって今回のテスト結果が、『自分を信じる力』につながる経験になったといえるのでしょうか?

 

それは、B君が

ねらって、努力をして結果を出したからです。

単にいい結果を出すのではなく『ねらって結果を出す』

私は、人が自分を信じる力を持てるようになること、

つまり自信がつくようになることは、

ねらって結果を求め、そのために努力をし、そしてしっかり結果を出すこと

であると思っています。

 

先ほどの例のA君は、たとえ90点という良い結果を出していても、

それが自信にはつながりません。

A君の結果は、たまたま出たものであるからです。

 

自信とは『自分を信じることができる力』です。

たまたま出た結果という経験で、自分の信頼性が向上するでしょうか?

当然しませんよね。

 

大事なことは

『ねらって結果を出すこと』なのです。

こう考えると、自信がつく経験というのは、

定期テストのような大きなものでなくても構わないといえます。

例えば、学校や塾で行われるミニテスト

また、習い事で出される課題

部活動におけるいろんな技術習得…。

 

子ども達のまわりには、自信をつけるきっかけとなる題材がたくさんあると思います。

そのどれからでもいいので、

何か『ねらって、頑張って、結果につなげる』

という経験を積ませてあげてほしいと思います。

 

また、この経験をしたときには、

小さな(あるいは大きな)成功体験として子どもがしっかり脳に保存できるように、

親御さんを含めた私達大人が、

目いっぱい褒めて、一緒に喜んであげてほしいと思います。

 

自信に満ちた子ども達の表情が、少しずつ増えていけると素敵だなあと思っています。

そしてそのカギは、私達大人の働きかけであると思います。

ぜひ、試してみてほしいと思います。

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