ホーム»学力について» 〇つけのしかたで勉強の精度がグーンと上がる!その方法を紹介!
a

〇つけのしかたで勉強の精度がグーンと上がる!その方法を紹介!

学力について
スポンサーリンク
スポンサーリンク

うちの子、勉強の仕方が分かってないみたい…。

パパ
パパ

そのセリフ、学習塾講師時代にお母さまからよ~く聞きました。

そうなんですか。何かいいアドバイスはありますか?

パパ
パパ

もちろんありますよ。勉強を効果的に行うための方法はたくさんあります。今回はそんななかの『〇つけ』にポイントを絞ってお話しますね。

 

子どもが自分で勉強していくうえで、問題を解くのと同じ数だけ行わなければならないことがあります。

それは、ズバリ〇つけです。

 

普段の学校や塾の宿題から模擬テストのような演習問題形式のもの、またちょっとしたミニテストのようなもの、またそういったミニテストにむけての自分の準備としての自己作成テストなど、子ども達は勉強をするうえで実にたくさんの〇つけをする必要があります。

ところが、その〇つけの精度は子どもによってかなり差が出ています

たかが〇つけ、と思うかもしれませんが、とんでもないです。

なぜなら、〇つけの精度は、そのままその子どもの勉強の精度にも通じるものがあると私は思っているからです。

 

ここでは、その〇つけについて紹介します。

ぜひお子さんの答案やプリントを見て、〇つけの様子を確認してみてください。

要注意!男子によくある〇つけの例

下の写真を見てください。

これは、男子によくある〇つけを再現したものです。

突っ込みどころが満載です。

まず第一に、プリント右上のSCOREと書かれているところに得点がない。

自分がそのテストで何点取ったのか、その結果を把握できていません。

ですからこの場合は、自分が現在どの程度到達できているのかを分かっていないことになります。

 

次に、〇と×のつけ方に注目してください。この答案の場合、〇も×も同じようなところにチェックがされていて、〇なのか×なのかがすぐに分からない感じがします。

しかも間違えた問題に×をつけているだけで、正しい答えを書いてもいません。

これでは、次に同じような問題が出ても、同じように間違える可能性が高いです。

 

また、問題番号10については、間違えなのに〇をつけてしまっています。

この問題は『鉛筆』なので、pencilが正解ですが、penと書いてあるのに〇になっています。

ここから推測できることは何でしょうか?

それは、この子どもは、〇つけの際に、模範解答をきちんと見ていない可能性があるということです。

間違えが出てしまうのは仕方ありません。

で、大切なのは、今回間違えてしまったところをきちんと把握し、それを次回までの改善すべき箇所としてしっかりインプットしなおすことです。

ですので、このように間違えているのに〇つけてしまっているのは非常に罪深いです。

なぜなら、現状の改善すべきところに気づきもしていないのですから。

 

他にも、ここでは再現しませんでしたが、〇の大きさが大小差がすごい場合や、赤ペンがなくて蛍光ペンや黒ペンで〇つけている場合、また名前を書き忘れているなどなど、NG答案にはその子どものウィークポイントがそのまま表れてきます。

〇つけのお手本の紹介!こうやると得点が伸びやすい!

下の写真を見てください。

これは、私が子ども達によく伝えている〇つけの方法で再現した答案です。

先ほどのNG答案と比較してみますと、

まず、きちんとSCOREに自分の得点が書かれています。

これで、25問のミニテストのうち、6問できない問題があったということが一目で分かります

次に〇と×のつけ方です。

この答案をよく見ると、答えが合っている場合は、英単語の書かれているところに〇があり、間違っている場合は、英単語のところではなく、番号のところに×がつけられています。

こうすることによって、視覚的に間違えたところをすぐ把握することができると思います。

〇と×の位置をこのようにずらすことで、最後の得点集計もスムーズになります。

 

また、当たり前のはずなのですが、間違えた問題にはきちんと赤ペンで正しい答えが書かれています。

そして先ほどの10番の『鉛筆』の問題については、『ペンじゃない』と一言添えてあります。

こういうちょっとした丁寧な作業ができる子どもは、テストでミスしたことをしっかり蓄積し、次回以降に改善できるようになります。

効果的に勉強するくせをつけさせたい!

私が今回この〇つけを紹介したのは、冒頭に書いた〇つけの精度は、そのままその子どもの勉強の精度にも通じるものがあるということを伝えたかったですが、もうひとつ伝えたいことがあります。

 

それは勉強における効果性です。

 

おそらく今回のNG答案と良い答案の〇つけにおける作業時間は、ほとんど変わらないと思います。

良い答案のほうで、正しい答えを書く時間は、多少差が出るかもしれませんが、それは当たり前のことなので外せません。

そしてそれ以外の作業では、ほとんど使う時間は変わらないと思います。

が、次につながる勉強ができたかどうかについてには、大げさではなく雲泥の差があるかと思います。

そしてこういった普段の勉強のなかに頻繁に出てくる行動の精査が、得点力向上や成績向上と大きな相関性があると思っています。これは学習塾講師を25年経験してきたプロとしての意見です。

ですので、お子さんの結果ばかりではなく、その中身と、書いてある答案そのもののチェックをして、お子さんの勉強の精度をしっかり把握することが大切だと思います。

こういった行動のひとつひとつの精査なしに、お子さんの結果が良くなることはなかなかないと思っています。

 

ぜひ、お子さんの答案のなかにある課題を一緒に探して、次の一手をアドバイスしてほしいと思います。

宿題のやり方もしっかりチェックする必要あり

ふだんの問題の〇つけと関係して、『宿題』のやり方についても必要ならば改善していくべきだと思います。

私のYou-Tubeチャンネルに、宿題のやり方についての動画があるので、不安だと思う方はぜひご覧になっていただいて、参考にしていただければと思います。

その動画はこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました