子供の歯磨きって大変じゃないですか?
大変デス…。毎回が修羅場のようになって、
結果泣きながらなんとか磨いている状態ですよ…。
子供が歯磨きをしてくれないことで、悩んだことのない親御さんはほとんどいないのではないでしょうか。
3歳になる我が息子も当然そのひとりで、やはり簡単には磨かせてくれません。毎朝の忙しい時間帯で、すんなり磨かせてくれることはほとんどありません。
今回は、そんな歯磨きを嫌がる子供に対する問題解決を紹介します。
歯磨きを嫌がる子供に作戦その1 パパの顔を歯磨きさせる!?
うちの子供の歯磨きは毎朝ほとんどが修羅場と化します。しかもほとんどママが子供の歯を磨いています。パパだと嫌だ!と嫌な歯磨きを余計に嫌がるのです。
しかし、『嫌がる子供の歯磨きもしっかりできるパパでありたい!』そう思って、作戦その1を決行しました。
いつものようにモーレツに歯磨きを嫌がって愚図る息子に対して
じゃあパパ先に歯を磨いちゃうよ~。
うん、いいよ~。
パパが磨くの速くて勝っちゃうよ。
いいよ、ボク歯を磨かないから。
う~ん。ダメだ…。
う~ん…じゃあこれでどうだ!と、自ら歯を磨きながら、
ちょっと見てよ~。うわあ、歯ブラシがちょっと口からはみ出てほっぺを磨いちゃってるよ~。うわあ、パパ歯磨き失敗だあ!
すると、はじめて息子が私に興味を抱いて、笑顔で
え?何?パパ歯磨き失敗しちゃったの?
と言うのです。だからこう続けました。
うん、ちょっとパパ歯磨き分からないんだよ。パパの歯磨いてみてよ。
すると
いいよ。
じゃあパパの歯と自分の歯、いっしょに磨いてよ。できる?
うん!
そう言うと息子はケラケラ笑いながら、歯ブラシをわざとずらして、私の頬を磨こうとします。
ちょっとお!ほっぺじゃなくて歯を磨いてよ~。
うん。キャハハハ~!
だからそこはほっぺじゃんよ~!
ケラケラ笑いながらも、同時に息子は自分で歯磨きをしています。しかも、歯ブラシをちゃんと歯にあてて。
そしてそのあと、「ちょっとパパ失敗しちゃったから、君はちゃんと磨こうよ」と言って、息子の歯磨きの仕上げをしようとすると、息子は笑顔ですんなり応じるのでした。
これは我が息子だけかもしれませんが、この作戦を思いついたのは、日頃、
と感じているんじゃないかな?と思う場面がたくさんあったからです。
例えば私が踊りをわざと間違えると息子はキャハハ、息子の好きな歌の歌詞を、語尾を少し間違えて歌うと、「パパ違うよ~」とケラケラ笑うのです。
それならばパパが率先して歯磨きを失敗してたら、何か興味を持つかもしれないという思いつきで実行してみたのですが、意外に効果がありました。
ただし、この作戦には少々犠牲も伴います。
それでも私は、息子が楽しく歯磨きしてくれるのならば、と、あまり気にせずに実行しています。
歯磨きを嫌がる子供に作戦その2 鏡でいたずらさせながら磨く
作戦その1で歯磨きするのもいいのですが、もう少し手軽に、代償を少なく歯磨きできないものかと、考えて実行したのが作戦その2 鏡作戦です。
これは、次のように行います。
まず、テーブルに立てて置ける鏡を準備します。
そしてそこに息子と自分の歯ブラシを持ってきて、息子に『パパ歯磨きしちゃうよ』と伝えます。
はじめてこれをするときは『鏡でお顔を見ながら歯ブラシできるかなあ?』と、鏡自体に興味を持たせてやります。
すると自分の顔を鏡で見ながら、息子は一人で歯磨きしました。
2回目以降は『今からパパが鏡見ながら歯磨きするから、邪魔しないでよ』と息子に伝えます。
すると息子は『え?パパ鏡で磨くの?』などと興味を示しながら、鏡で私の映っているところにわざと顔を動かして、自ら磨いている姿を鏡で見ようとします。
『パパが見えないよ~』とか言いながら、息子が映っていない鏡の空いたスペースに顔を移動させると、息子は笑いながらそこの顔を持ってきて邪魔します。
ただ、しっかり自分で歯磨きしています。
何度かこの攻防を繰り返して、『パパの顔見えなかったよ~』と言って仕上げに入ると、笑いながら『パパ見えなかったの~?』といたずらっぽく笑いながら歯磨きの仕上げをさせてくれます。
よっしゃ~!
心のなかでガッツポーズしながら、息子に『よし、あとはブクブク(うがいのこと)競争だ!』と洗面所に急ぎます。
洗面所で一緒にうがいをするのですが、そのときも息子は、わざと私のいるほうに顔を動かしてうがいしようとします。
だから私は息子の後方から反対方向に顔を動かして、うがいします。
顔を上げると前に大きな鏡があり、お互い目を合わせ笑いあいます。
これを繰り返し、歯磨き終了です。
まとめ ~いたずらしたい気持ちを利用する~
いつもこのパターンですんなりいくわけではありませんが、今のところかなりスムーズに歯磨きができるようになっています。
しかも息子が楽しそうに笑いながら歯磨きをしてくれるのが嬉しいです。
以前の、磨こうとすると豹変し、泣いてわめいていた修羅場と比べると雲泥の差です。
なんとなく思いついた作戦でしたが、
というのは、ある種状況が一気に好転する可能性すら秘めているように思います。
ただそのためには、我が子が何に興味を持っているのかを、世界じゅうの誰よりも知っている親である必要があると思います。
『親』という漢字は、『木』の上に『立って』『見る』と書きます。
この漢字のように、息子を温かく見守りつつ、理解し育てていきたいと思います。
もし歯磨きでお困りの親御さんがいらっしゃれば、ぜひ試してみてください。
コメント