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『ひらがなカード』でひらがな一文字一文字を理解させる方法

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子供にひらがなを教える方法のひとつ、ひらがなカードを使ってひらがな一文字一文字を理解させる方法について詳しく紹介します。

使うひらがなカードはくもん出版の『ひらがなカード』。

私が長男に使っていたものは、少々古いものなので、表紙はこんな感じでした。

 

くもん出版のひらがなカードは、文庫本ほどの大きさのカードの表面に大きくひらがなが書かれていて、裏面にはそのひらがなが最初に使われるものの絵が描かれています。

また、右下に小さくその絵の英語も書かれています。

 

 

 

 

 

 

ただ、買ってきてすぐ使ったというわけでもありませんでした。

1歳前後で、息子なりに好きなものが出てきたとき、(リンゴが好きになって、よく妻が食卓にリンゴをデザートとして出していた)に、それと合う絵の部分を見せたりして、今食べているものがリンゴなんだ、ということを認識させるような感じで時々使っていました。

絵の下には文字が書かれているので、その文字も一緒に読んだりしましたが、最初はとにかく

(リンゴ)とその物体(絵に描かれている赤くて丸いもの)を一致させるため

だけに使っていました。

音と物体を一致させることで、ひらがなを意識させる土台ができます。

子供へのひらがなの教え方②あいうえお順ではなく、子供の興味順で

子供が言葉を話せるようになっていった2歳過ぎに、少しずつカードに書かれているものを認識し、その頭文字が表面に書かれているということも、理解し始めました。

このときのポイントは、

あいうえお順ではなく、子供の興味のある順で

ということです。

こう書くと、そんなの当たり前でしょ、と思われるかもしれませんが、でも何気に最初は「あ」から教えてみたり、アルファベットもまず最初が「A」だったりすることって多いと思います。

別にそれを否定するわけではないのですが、必ずしも子どもがその通りに興味をもつわけではないということです。順番通りではなく、興味のある順で学ばせていくことが重要だと思います。

 

息子の場合、このころ圧倒的に興味を持っていたのが以下の8文字のひらがなでした。

これらのひらがなの裏面は、以下のような絵が描かれています。

私がよくやっていたのは、以下のような遊びです。

まず、ひらがなカードのひらがな部分を面にして50音順に並べます。

そして、息子と私でそれぞれ小さなぬいぐるみを持ってこんな感じで遊びます。

あ~、お腹すいちゃったなあ。

じゃあ一緒に食べよう。何食べたい?

じゃあ、すいかがいいな。すいか取って。

こういうと、息子は持っているぬいぐるみを「す」のところまで歩かせ、そのカードを手に取って、

はい、どうぞ。

と渡してくれます。

息子は「す」と書かれた文字の裏には「すいか」の絵が描かれているのを覚えているのです。

そしてそれを私が裏返して、すいかの絵が描いてあるのを見て、

ああ、おいしそう。一緒に食べよ。ムシャムシャムシャ。

そしてこのあとがポイントです。

もっと食べたい食べたい。でも、『おに』とかは怖いからイヤだからね

このように息子に振ります。そうすると息子は笑顔になって、ぬいぐるみを「お」のカードのところに持っていき(息子は裏が鬼の絵だと分かっているので、わざとにこにこしています)、それを持って私のところへ持ってくるのです。そこで私は、

これ、食べ物だよね?

(笑いながら)うん、食べ物だよ。

私は、ゆっくりカードをめくって、『おに』が描かれているのを見て

うわあ!おにじゃんか~。イヤだよ、こわいよ~。

すると息子は大笑い

この調子で、へびやわにのカードで怖がり、せみのカードを引くと息子は「ミーンミンミン!」と叫んで、私が「うるさいよお」と言ったりして楽しみます。

このやり方でひらがなカードの絵を活用し、子供の興味の向くままに、幅を広げていき、徐々に覚えられるひらがなの数が増えていきました。

子供へのひらがなの教え方④ひらがな1文字1文字の認識にしていく

次に使ったのが50音マグネットボードです。これは写真のように、100均でそろえて作ったひらがなマグネットとボードです。

これを使うようになったのには理由があります。

ひらがなを1文字1文字の文字として覚えるため

です。

この直前の段階での息子は、『り』という一文字だけを見て『りんご』と捉えたりしている状態でした。

これを、『りんご』の『り』というように、独立した1文字であることを認識させる手助けとして、1文字だけのマグネットを作りました。

これは正直、そんなにうまく活用できませんでした。

当初は、これを使ってコミュニケーション(『おはよう』や『おかえり』と並べて読ませるなど)をしようかとも思ったのですが、そんなにヒットはしませんでした。

ただ、手に取って「これなんていう文字?」と聞いて息子に答えさせることで、『ひらがなは1文字ずつ存在しているんだという認識』が定着していきました。

子供へのひらがなの教え方⑤ 『新しい世界』を見つめ始める

息子はこのような感じで、ひらがなを全て覚えていきました。そばで見ていて、覚えていくことに嫌そうな感じは全くなく、また大変そうな感じもなかったと思います。

きっとそれは、息子の興味に沿うようにひらがな学習をさせてきたからではないかなあと思います。

 

最後に、ひらがなを覚え、言葉を読むようになってきた息子を見て思ったことについて。

見渡せば世界は文字であふれていて、日々私達はそれを認識して情報収集をして、それを当たり前として毎日行っています。息子は今まで、文字を認識していなかったので、世の中にあふれている文字を、何の意味もない物体として目にとめていただけでした。

ただ、今ひらがなを覚えたことで、その意味のない物体を文字として認識できるようになり、きっといろんなものが意味を持つようになり、見ている世界が鮮やかに彩られるようになったのではないかと思います。

そしてだからこそ、「どうして〇〇なの?」という次の疑問がどんどん湧いてきて、知識を増やして世界をより確かに感じたいのだと思います。

ひらがなを覚えた息子の言動から、

ひらがなを覚えた子供は、新しい世界を見つめ始める

ことになるんだと思います。

ホントに息子を見ていると、子供は日々、確実に成長しているんだと感じさせられます。

 

急ぐ必要は全くないと思いますが、ひらがなを覚えていくことで、そういう文字の世界に楽しんで入ってこれるような環境づくりは、親として整えてあげたいと思いました。

ひらがなを覚えさせようと思っている親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。


 

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